待ちごころ

薄田泣菫

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こよひ花野の夕づくよ、 君待ちくらす心地して、 月映あかり面はゆき すずろ心の胸のときめき。 三歳は過ぎぬ、また更に 誰が子か待ため、當時の 夢ほのかなる甦り、―― はな殼すみれ香に匂ふ世や。

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