上総の勝浦
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おお美くしい勝浦、
山が緑の
優しい両手を伸ばした中に、
海と街とを抱いてゐる。
此処へ来ると、
人間も、船も、鳥も、
青空に掛る円い雲も、
すべてが平和な子供になる。
太洋で荒れる波も、
この浜の砂の上では、
柔かな鳴海絞りの袂を
軽く拡げて戯れる。
それは山に姿を仮りて
静かに抱く者があるからだ。
おお美くしい勝浦、
此処に私は「愛」を見た。
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