初秋の月
本文の表示
世界はいと静かに
涼しき夜の帳に睡り、
黄金の魚一つ
その差延べし手に光りぬ、
初秋の月。
紫水晶の海は
黒き大地に並び夢みて、
一つの波は彼方より
柔かき節奏に
その上を馳せ来る。
波は次第に高まる、
麦の畝の風に逆ふ如く。
さて長き磯の上に
拡がり、拡がる、
しろがねの網として。
波は幾度もくり返し
奇しき光の魚を抱かんとす。
されど網を知らで、
常に高く彼処に光りぬ、
初秋の月。
ログインすると、お気に入り登録や選集への追加ができます。
ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。
初秋の月の談話
疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。
まだ投稿はありません。
初秋の月に寄せられた作品
詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。
まだ投稿はありません。
批評・感想 0
作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。
まだ批評・講評はありません。
ログインすると批評・講評を書けます。