祝意一章

与謝野晶子

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すべて世のこと人のわざ、 善きが続くは難かるに、 これの冊子のめでたさよ 百に重ぬる、更に一。 百てふ数は豊かなり、 倉に満ちたる穀のごと、 これの冊子の来し方の、 足らへることの証なり。 一は万の始めとて、 春立つ朝の空のごと、 これの冊子の更にまた、 新たに開く世界なり。 ああ見よ、此処に、まばゆくも、 聡く、気高く、うるはしき、 久遠の女、人のため、 行くべき方を指さしぬ。

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