砂
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川原の底の底の価なき
砂の身なれば人採らず、
風の吹く日は塵となり
雨の降る日は泥となり、
人、牛、馬の踏むままに
圧しひしがれて世にありぬ。
稀に川原のそこ、かしこ、
れんげ、たんぽぽ、月見草、
ひるがほ、野菊、白百合の
むらむらと咲く日もあれど、
流れて寄れる種なれば
やがて流れて跡も無し。
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