手の上の花
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鴨頭草の花、手に載せて
見れば涼しい空色の
花の瞳がさし覗く、
わたしの胸の寂しさを。
鴨頭草の花、空色の
花の瞳のうるむのは、
暗い心を見透して、
わたしのために歎くのか。
鴨頭草の花、しばらくは
手にした花を捨てかねる。
土となるべき友ながら、
我も惜めば花も惜し。
鴨頭草の花、夜となれば、
ほんにそなたは星の花、
わたしの指を枝として
しづかに銀の火を点す。
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