戲れに

伊良子清白

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わが居る家の大地に 黒き帝の住みたまひ 地震の踊の優なれば 下り來れと勅あれど われは行きえず人なれば わが居る家の大空に 白き女王の住みたまひ 星の祭の艶なれば 上り來れと勅あれど われは行きえず人なれば わが居る家の古厨子に 遠き御祖の住みたまひ とこ降る花のたへなれば 開けて來れとのたまへど われは行きえず人なれば わが居る家の厨内 働く妻をよびとめて 夕の設をたづぬるに 好める魚のありければ われは行きけり人なれば

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