二つの世界

北原白秋

タグを編集・提案

作品の主題・モチーフなど、対象に固有の情報を登録してください。年代・形式・表記・文学運動などの共通分類は登録できません。会員タグの追加と、正式タグの削除は、5人の支持で自動反映されます。

ログインするとタグの追加・削除を提案できます。

色あかき世界のなかに うららにも小鳥さへづり、 色白き世界のなかに ものにぶき駱駝は坐る。 ものにぶき駱駝の見るは 白き砂、白き思の星、 えもわかぬ髑髏のなげき、 ピラミドのたそがれの色 うららなる小鳥のうたは また遠く、ひと世へだてて 脳の内、もだえの熱に、 謔言のかずかずうたふ。 かなたには隊商の鈴、 こなたにはあかきさへづり。 今日もまた境し立てる スフインクスひとりしづかに。 スフインクス、恐怖の沈黙、 そが胸の象形文字の 謎も、あな、半しろく、 はた赤く、聴耳澄ます。 あはれ、いま、白き世界の ゆふまぐれ。しかはあれども 色あかき世界の真昼。 スフインクス、こころは惑ふ。 四十一年八月

ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。

批評・感想 0

作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。

まだ批評・講評はありません。

二つの世界の談話

疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。

まだ投稿はありません。

話題を投稿する

二つの世界に寄せられた作品

詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。

まだ投稿はありません。

この詩に作品を寄せる