かうほね

北原白秋

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きけ、あけぼのの香炉に、 連弾く夜半のそらだき 薄らひ、ほのにあかれば、 清掻、やがてもはらに ひとつの香のいろのみ 薫ゆりぬ、――あはれ、水の面の 後朝、――誰をかかへすと、 さは水無月のつくゑに 香の火炷くや、かうほね。

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