岩手公園
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「かなた」と老いしタピングは、 杖をはるかにゆびさせど、
東はるかに散乱の、 さびしき銀は声もなし。
なみなす丘はぼうぼうと、 青きりんごの色に暮れ、
大学生のタピングは、 口笛軽く吹きにけり。
老いたるミセスタッピング、 「去年なが姉はこゝにして、
中学生の一組に、 花のことばを教へしか。」
弧光燈にめくるめき、 羽虫の群のあつまりつ、
川と銀行木のみどり、 まちはしづかにたそがるゝ。
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