街と家家との遠方
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この菜の畑も
畑土の盛り上つた心持をも
いまはこれまでにない親密さをもつて
眺めることが出来る
一直線に走つた菜の畑は
ところどころに冬枯れの
寂しさを点綴してゐる
ごほごほいふ小川の水
これは又生れて初めて聞く小川の音だ
この正しい流れやうは!
どこまでも流れてつきない
此の微妙さはどうだ
いつまでも無限に
くさむらを分けてゆく
微笑のやうな優しく秀れたるもの
おれは噎んで喜ぶ
これらのものを今こそ解りかけたことを喜ぶ
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