銀の足鐶
本文の表示
――死人の家をよみて――
囚徒らの足にはまばゆい銀のくさりがついてゐる。
そのくさりの鐶は しづかにけむる如く
呼吸をよび 嘆息をうながし、
力をはらむ鳥の翅のやうにささやきを起して、
これら 憂愁にとざされた囚徒らのうへに光をなげる。
くらく いんうつに見える囚徒らの日常のくさむらをうごかすものは、
その、感触のなつかしく 強靱なる銀の足鐶である。
死滅のほそい途に心を向ける これらバラツクのなかの人人は
おそろしい空想家である。
彼等は精彩ある巣をつくり、雛をつくり、
海をわたつてとびゆく候鳥である。
ログインすると、お気に入り登録や選集への追加ができます。
ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。
銀の足鐶の談話
疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。
まだ投稿はありません。
銀の足鐶に寄せられた作品
詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。
まだ投稿はありません。
批評・感想 0
作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。
まだ批評・講評はありません。
ログインすると批評・講評を書けます。