木の間深きを怨みて

佐藤惣之助

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私はここに坐り、ねむり又ひとり醒める あまりに蒼艶なる爽かなけむりにつつまれて 光線のある愁ひの情を 青い響きのする石と水の闇にひそめ まつ白な寺の壁にうつる六月の朝を 青銅色の姿にぬりこめつつ うつうつたるこの頃の情念にむかつて より夕暮のある、より感情ぶかい きよらかな色洋燈を身に點さうか。

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