(『季節の馬車』収録・同題第3篇)

佐藤惣之助

タグを編集・提案

作品の主題・モチーフなど、対象に固有の情報を登録してください。年代・形式・表記・文学運動などの共通分類は登録できません。会員タグの追加と、正式タグの削除は、5人の支持で自動反映されます。

ログインするとタグの追加・削除を提案できます。

半圓形の天のほとりを 點り、ともり 月が私たちの頭上に きれいな光線の航路を描くまへに 船長は月の齡を眺めようし 漁夫は月光と汐の時計を感じ 街道の漂流人は自然のランプを點すであらう さあ、人人よ、月の前に出よう われわれの日の光は萬人の火であるが 月は精靈を伴とするものの ひつそりした燈明臺ではないか 月が大きく照りわたる晩ほど涙ぐましく われわれの町や荒磯は 華やかな影の繪模樣となる時に 船長よ、漁夫よ、漂流人よ われわれは自らの生涯を空中に高めて 幽かで、清涼なる光線の盃をあげ われわれの靜かな影を愛さうではないか。

ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。

批評・感想 0

作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。

まだ批評・講評はありません。

月の談話

疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。

まだ投稿はありません。

話題を投稿する

月に寄せられた作品

詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。

まだ投稿はありません。

この詩に作品を寄せる