朝飯

千家元麿

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朝、家の中に日の光りが舞ひ込んで來て 天井に輝く その下に食卓を竝べて 妻と自分と子供と坐る。 妻は自分達の食べ物を一人で働いてよそつて呉れる 自分と子供とは待ち兼ねて手を出す この朝は少しも寒いとは思は無い。 皆んな默つて食べ初める。靜かだ。 思はず祈りたくなる 顏に力がこもつて幸福だと默つて思ふ。 妻はいろんなものに手を出す子供をちよいちよい叱る 子供も負けて居無いで小ぜり合ひをやる 日は暖に天井で笑ひ室内に一杯になる (十一月二十日)

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