千家元麿

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夜ハガキを出しに 子供を抱いて往來に出た 郵便局の屋根の向ふの 暗闇の底から 星が一つ青々と炎えて自分の胸に光りをともした 自分は優しい力を感じた、氣丈夫に感じた 宇宙を通して火はめぐつて居るのを感じた 至る處に優しい力がまき散らされてゐるのを感じた 自分の内と星は同じ火でつくられ、同じ法則に從つてゐると思つた 暗闇の底にある遠い星も自分で動かす事が出來る 優しい力で動かす事が出來る。

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