お月樣のなげきぶし
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星の聲
膝の上、
天道樣の膝の上、
踊るは、をどるは、
膝の上、
天道樣の膝の上、
星の踊のひとをどり。
――もうし、もうし、お月さま、
そんなに、つんとあそばすな。
をどりの組へおいでなら、
金の頸環をまゐらせう。
おや、まあ、いつそ難有い
思召だが、わたしには
お姉樣のくだすつた
これ、このメダルで澤山よ。
――ふふん、地球なんざあ、いけ好ない、
ありやあ、思想の臺ですよ。
それよか、もつと歴とした
立派な星がたんとある。
――もう、もう、これで澤山よ、
おや、どこやらで聲がする。
――なに、そりや何かのききちがひ、
宇宙の舍密が鳴るのでせう。
――口のわるい人たちだ、
わたしや、よつぴて起きてゝよ。
お引摺のお轉婆さん、
夜遊にでもいつといで。
――こまつちやくれた尼つちよめ、
へへへのへ、のんだくれの御本尊、
掏摸や狗のお守番、
猫の戀のなかうど、
あばよ、さばよ。
衆星退場。靜寂と月光。遙に聲。
はてしらぬ
空の天井のその下で、
踊るは、をどるは、
はてしらぬ
空の天井のその下で、
星の踊をひとをどり。
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