島からの風

山之口貘

タグを編集・提案

作品の主題・モチーフなど、対象に固有の情報を登録してください。年代・形式・表記・文学運動などの共通分類は登録できません。会員タグの追加と、正式タグの削除は、5人の支持で自動反映されます。

ログインするとタグの追加・削除を提案できます。

そんなわけでいまとなっては 生きていることが不思議なのだと 島からの客はそう言って 戦争当時の身の上の話を結んだ ところで島はこのごろ どんなふうなのだときくと どんなふうもなにも 異民族の軍政下にある島なのだ 息を喘いでいることに変りはないのだが とにかく物資は島に溢れていて 贅沢品でも日常の必需品でも 輸入品でもないものはないのであって 花や林檎やうなぎまでが 飛行機を乗り廻し 空から来るのだと言う 客はそこでポケットに手をいれたのだが これはしかし沖縄の産だと たばこを一個ぽんと寄越した

ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。

批評・感想 0

作品から読み取ったことや、自分の中に生まれた感覚をまとまった文章で残す場所です。

まだ解釈・感想はありません。

島からの風の談話

疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。

まだ投稿はありません。

話題を投稿する

島からの風に寄せられた作品

詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。

まだ投稿はありません。

この詩に作品を寄せる