一隅にて
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われは在り、片隅に。
或時は眠げにて、
或時は病める如く、
或時は苦笑を忍びながら、
或時は鉄の枷の
わが足にある如く、
或時は飢ゑて
みづからの指を嘗めつつ、
或時は涙の壺を覗き、
或時は青玉の
古き磬を打ち、
或時は臨終の
白鳥を見守り、
或時は指を挙げて
空に歌を書きつつ………
寂し、いと寂し、
われはあり、片隅に。
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