砂の塔
本文の表示
「砂を掴んで、日もすがら
砂の塔をば建てる人
惜しくはないか、其時が、
さては無益な其労が。
しかも両手で掴めども、
指のひまから砂が洩る、
する、する、すると砂が洩る、
軽く、悲しく、砂が洩る。
寄せて、抑へて、積み上げて、
抱へた手をば放す時、
砂から出来た砂の塔
直ぐに崩れて砂になる。」
砂の塔をば建てる人
これに答へて呟くは、
「時が惜しくて砂を積む、
命が惜しくて砂を積む。」
ログインすると、お気に入り登録や選集への追加ができます。
ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。
砂の塔の談話
疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。
まだ投稿はありません。
砂の塔に寄せられた作品
詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。
まだ投稿はありません。
批評・感想 0
作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。
まだ批評・講評はありません。
ログインすると批評・講評を書けます。