太陽出現

与謝野晶子

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薄暗がりの地平に 大火の祭。 空が焦げる、 海が燃える。 珊瑚紅から 黄金の光へ、 眩ゆくも変りゆく 焔の舞。 曙の雲間から 子供らしい円い頬を 真赤に染めて笑ふ 地上の山山。 今、焔は一揺れし、 世界に降らす金粉。 不死鳥の羽羽たきだ。 太陽が現れる。

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