秋くらげ
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山には遠い海岸に
くらげはまつさをに群れてゐた
くらげは心から光つてゐた
あるものは岸辺に打ちあげられ
松並木はこうこうと鳴つてゐた
くらげにはくらげの可愛さがあつた
私はそれをつくづく眺めてゐた
山はみな高く海べに映つて
ときをり雪もふつてゐた
くらげは眺めて居れば居るほど
あはれな いき甲斐のないもののやうな気がした
加賀 上金石海岸にて
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