雨あがり
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また人群みにわれは来りつ
立ちなやみとどまりにけり。
雨上りぬかるあさくさに何の用ありて
遠くいでてこしものぞ。
あかき旗あまた立ちならび
雨に濡れ色は沈めり
その赤きいろ心を去らず。
妻ある身のけふひとりもののごとく
さあらぬよそほひしつ
甃石にすてつき敲ちたたき
あなたこなたに心をさまよはす。
こをあさましといはば
何をいさぎよしと云ふものぞ。
さまよひの味ひ忘れがたく。
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