赤き恐怖

北原白秋

タグを編集・提案

作品の主題・モチーフなど、対象に固有の情報を登録してください。年代・形式・表記・文学運動などの共通分類は登録できません。会員タグの追加と、正式タグの削除は、5人の支持で自動反映されます。

ログインするとタグの追加・削除を提案できます。

わかうどよ、汝はくるし、尋めあぐむ苦悶の瞳、 秀でたる眉のゆめ、ひたかわく赤き唇 みな恋の響なり、熟視むれば――調かなでて 火のごとき馬ぐるま燃え過ぐる窓のかなたを。 はた、辻の真昼どき、白楊にほひわななき、 雲浮かぶ空の色生あつく蒸しも汗ばむ 街よ、あな音もなし、鐘はなほ鳴りもわたらね、 炎上の光また眼にうつり、壁ぞ狂へる。 人もなき路のべよ、しとしとと血を滴らし 胆抜きて走る鬼、そがあとにただに餞ゑつつ 色赤き郵便函のみくるしげにひとり立ちたる。 かくてなほ窓の内すずしげに室は濡るれど、 戸外にぞ火は熾る、………哀れ、哀れ、棚の上に見よ、 水もなき消火器のうつろなる赤き戦慄。

ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。

批評・感想 0

作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。

まだ批評・講評はありません。

赤き恐怖の談話

疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。

まだ投稿はありません。

話題を投稿する

赤き恐怖に寄せられた作品

詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。

まだ投稿はありません。

この詩に作品を寄せる