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2026年7月の月詩

同じ2026年7月を生きた人たちが、それぞれの一か月を一篇にして残しました。

  • 積層造形

    せっせせっせと はじからはじへ 0.4ミリずつ つみあげる 蜘蛛の糸に見えるって?  強度は敵わないかもだけど 複雑さでは 負けないさ ひとばんじゅうでも あくせくうごく 30センチしほうを じゅうおうむじん 何ができあがるかって? 僕にはよくわからないけれど 正確に 真心込めて 今日も駆けるのさ

    ふなよし

  • 夜蝶

    真夏の匂いを吸い込んで 太陽の光を背に飛び往く鳳蝶 馬渡模様の翼を広げ 勇姿を大きく見せながら 空を見上げれば入道雲が 此方を手招きしている様で 吸い込まれそうな群青に 淡い想いを馳せながら じっと堪えて夜を待つ 夜行性は蛾であると 貴女は意地悪そうに笑うけれど 蛾でもいい 我だからいい 夜の闇に羽ばたく私は 夏夜に輝く一番星

    小林 広平

札は右から左へたどれます詩の続きは、札の中を送って読めます